無職の後悔:車をもっと早く手放すべきでした【メリットだらけ】
こんなお悩みにおすすめの内容です。
私は無職になって、車を手放しました。それまで10年間、車を保有していたので、手放すのにはかなり躊躇しました。
しかし、今となれば手放す決断をして本当によかったと感じています。それは車を手放すデメリットより遥かに大きなメリットがあったからです。
目次
1. 無職が車を手放して感じたメリット
メリットは以下の5つです。
(1) 大きな節約になる
(2) 心が楽になる
(3) 毎日を贅沢にできる
(4) 時間ができる
(5) 健康になる
それぞれ見ていきます。
(1) 大きな節約になる
固定費を削って節約!
車の固定費は恐ろしいです。所有しているだけで、お金をどんどん減らしていきます。私は、手放す前に実際にどれだけ払っているか計算してみました。
駐車場:¥8,800/月
自動車保険:¥3,230/月
軽自動車税:¥600/月(¥7,200/12ヶ月)
車検:¥3,750/月(約¥90,000/24ヶ月)
計:¥16,380/月
年間で20万円です。
ポイントは自動車税、車検といった定期的な支払いも含めるということです。ここをちゃんと含めないと、支出の深刻さが捉えられず、「こんなもんならまあいいか」となりかねません。
軽自動車でローンもなしで、これだけかかります。また、実際は洗車、オイル交換、その他部品交換など維持費はさらにかかります。
通常20万円の買い物をするとなれば、かなり慎重になりますよね。しかし「月々いくら」にすると軽く考えてしまうのが人間です。
私の日常を振り返ると、明らかにこの価値に見合った使い方をしていませんでした。ただお金を垂れ流しているだけです。無収入なのにこんなにバカバカしいことはないと思いました。
車を手放したことで、これだけ大きな節約ができました。
中古車買取で売って節約!
意外と高く売れます。私の場合は、約60万円で売れました。軽自動車で走行距離10万km以上だったので期待以上でした。
しかし、一つ注意が必要です。必ず相見積もりを取って、値段を競争させるのが重要です。
こちらが一社で解決する姿勢を見せてしまうと、向こうは安心して相場より下の値段をふっかけてきます。他社との競争であれば単純に安い値段は提示できなくなります。向こうもできれば買い取りたいからです。
また、各社の提示額にはこちらが思っている以上に差があるので、一番高い値段で売るにはやはり相見積もりが重要になってきます。
私は、一括査定で5社に来てもらいましたが、査定額に最大10万円の差がありました。無職生活の大きな足しになりました。
(2) 心が楽になる
「節約できる」というのは「金銭的に楽になる」というだけにとどまりません。心の状態が圧倒的に変わります。
私は無職の最初の頃は、車を維持しようと躍起になっていました。でも、
「今月もまた駐車場代にいくら...、保険代にいくら...」
というのが、常に頭の片隅から離れませんでした。
無収入でただただお金が減っていくことの精神的なダメージは凄まじいです。お金が減るたびに心は消耗していきます。
この大きな支出から開放されたことで、心がだいぶ楽になりました。
(3) 毎日を贅沢にできる
浮いたお金を少し使えば、日常を充実させることができます。
私の場合、例えばこんな感じです。
- 毎日100円のサバ缶を食べていたのを200円にした。
- Netflixに加入して映画を見るようになった。
これらを合わせても駐車場代にすら遥か及びません。それなのに、毎日をより満足して過ごせます。
たまにしか使わない車に大金を払って過ごしていた頃より、美味しいサバ缶を毎日食べれる今の方が、明らかに満たされているのを感じられます。
(4) 時間ができる
まず買い物に費やす時間が減ります。
車で買い物に行くと、気づいたら数時間経過しているなんてことがよくありました。直行直帰ができないんですよね。そんなに必要ないのに、ついでにここも寄って、あそこも寄って、とかやってました。
しかし、車がなくなったことでネットで買い物をする機会が増えました。店をあちこち滞在する時間や移動時間がなくなり、買い物に費やす時間が大きく減りました。
車のメンテナンスの時間もなくなります。
定期的な洗車、オイル交換、部品交換など結構やることがあります。こういった時間は合わせるとバカになりません。
これだけの時間が浮いたのは大きいです。本を読んだり映画を見たりブログを書いたり、好きなことに使えます。
(5) 健康になる
最近、健康に関するYoutubeや本で、やたらと耳にするのが「とにかく歩け」ということです。
- ランニングやスポーツじゃなくても、「歩く」だけでいい運動になる。
- 良いメンタルに不可欠なセロトニンという物質がたくさん分泌される。
ということで、メチャクチャ健康にいいみたいです。無職のような弱りやすいメンタルには特に必要です。
私は車を手放して、近くのスーパーなど必然的に歩く機会が増えました。確かに歩くのは気分がいいです。心も体も健康です。
2. 無職が車を手放して感じたデメリット
二つあります。実際に「車があったらな」と感じた瞬間です。
大きめの物を運べない
先日、家で本棚が不要になりました。
手で持ち歩くには厳しいけど、車に入るぐらいの大きさです。
以前なら、もちろん車でリサイクルショップに持っていっていました。
ボロい本棚で、出張買取で値段がつかないのも明らかでした。
「車があったらな…」
と思いました。
しかたなく、粗大ゴミとして有料で捨てました。
電車・バスで行きづらい場所は諦めてしまう
ある日、おいしそうなレストランをネット上で見つけて「食べに行きたい」と思いました。
しかし、場所を調べてみると、車では楽に行けるけど、電車・バスだと行きづらい所でした。
「行こうと思えば行けるんだけど…。ちょっと面倒くさいんだよな。車があったらな…」
行くのは諦めました。
3. 車を手放して後悔はないの?
以上のように、デメリットもちゃんとあります。
時々、「車があったらな」と思う瞬間は訪れます。
では後悔はあるのかと言うと、全くありません。
メリットを感じることの方が圧倒的に多いからです。
車を所有することで、車に縛られて行動し、時間もお金もたくさん消費してきました。
心も体も車に振り回され、消耗してきました。
「車を所有していた」のではなくて、「車に所有されていた」のです。
今は、支出が減って、時間ができて、健康になり、毎日が心にとって最高の栄養です。
4. 車を維持したほうがいい人もいる
ここまでメリットをだいぶ強調してきました。
しかし、もちろん全ての人が手放すべきとは思っていません。
状況によって維持した方がいい場合も多々あると思います。
- 田舎に住んでいる
- 徒歩圏内にスーパーや駅がない
- 車が趣味
- すぐに次の就職するつもりで収入の当てがある
といった場合です。
先に挙げたメリット、デメリットも一概には言えません。
それぞれの状況によって、判断も当然変わってくると思います。
5. まとめ
✔︎車を手放して感じたメリット
- 固定費の削減と、車を売った収入で大きな節約になる。
- 大きな支出による精神的ダメージがなくなり心が楽になる。
- 浮いた支出で、毎日を贅沢にできる。
- 買い物での寄り道、車のメンテナンスがなくなり、時間ができる。
- 歩く機会が増え健康になる。
✔︎車を手放して感じたデメリット
- 大きめの物を運べなくなり、困ることがある。
- 電車・バスで行きづらい場所は面倒くさく感じ、行くのを諦めてしまう。
それぞれの状況と、これらのメリット・デメリットを組み合わせて、維持するか手放すかの参考にしていただければ幸いです。