読書して「行動しない」としても意味がある理由【考え方が変わります】

「読書しても行動しないとやっぱり意味ないの?」
「行動しないんだったら読書は辞めたほうがいいの?」

こんな悩みに答えます。


まず結論を言うと、行動しなくても意味はあります。

なぜなら、考え方が変わるからです。


私は月に4,5冊の本を読みます。

そして、読んですぐに行動していませんが、それでも読書をしてよかったと強く感じています。


「行動なしで、いったいどんな意味があるのか」についてお話しします。


目次

1. 読書して「行動しない」としても意味がある理由

冒頭で、行動しなくても考え方が変わるから、読書は意味があると述べました。


では、なぜ行動しなくても考え方が変わるかというと、自分を「洗脳」できるからです。

それを順を追って説明していきます。


まず私は、考え方を変えるには、二つのやり方があると考えています。

それが「体験」「洗脳」です。


そして読書では、このどちらもできると思います。

  1. 読書して行動し「体験」することで、考え方を変える
  2. 読書して繰り返し「洗脳」することで、考え方を変える

体験で考え方を変える

体験は考え方を変えます。

例えば、次のようなことです。

  • 途上国を訪れて日本との生活の違いを目の当たりにした。
  • 実家から離れて一人暮らしてを始め、大変さを知った。
  • 教わる側から教える側になった。


こういったことで考え方が変わるというのはイメージしやすいかと思います。


そして「読書してすぐ行動する」というのも、まさに「体験」だと思います。

実際に行動し体験するわけですから、結果を肌で感じられます。


また、新しいことをやろうとするので、その体験も強いものになります。

感情がたくさん動かされ、考え方は大きく変わると思います。


なので、これが読書を通して「自分が最も成長できるやり方である」ことに異論はありません。


しかし、だからといって「読書をして行動しないのは意味がない」というのは極論だと思うのです。なぜなら、読書では「もう一つのこと」ができるからです。

それが「洗脳」です。

洗脳で考え方を変える

私は読書は「洗脳の道具」でもあると思っています。


洗脳を悪い言葉として捉えないでください。

洗脳はありふれた日常です。

おそらく誰しもが皆洗脳で育ってきています。


親、兄弟、友達、先生、読んできた本、見てきたテレビ、映画など、そういったものを通して浴びせられた言葉で「現在の自分の考え」は形成されているからです


長い間「地道に洗脳」されてきたため、その考え方は非常に強固で簡単には崩せないと思います。

だからそれを変えるには、また「地道な洗脳」で新たに上書きする必要があるのです。


そして、読書を通してやっているのが、まさに「地道な洗脳」だと思うのです。

つまり本を読む度に、自分の考え方に小さな変化を起こしているということです。


それは気づかないほどわずかであるかもしれません。

しかし、着実に変化は積み重なっています。


そして、それがやがてどこかで、「大きな変化」となって表れたり、気づいたら「以前にはない行動」をしていたりするのです。

気づけば私は「考え方」が変わっていた

例えば、私は一年ほど前に生活にミニマリズムを取り入れました。

家の中の3分の2の物を捨てて、かなりシンプルな生活になりました。


しかし、それ以前の私というのは、とにかく多くの物を部屋に抱えていました。「部屋に物が多いほど便利で快適な生活を送れる」という考え方だったからです。


そんな人間が半分以上の物を捨てたのです。

大きな変化です。


しかし、何か「特定のきっかけ」があったわけではではありません。


では何が起こったのか?それは、

”色々と本を読む中で、結果を出している人は「物を持たない人が多い」ということに少しずつ気づき、「シンプルなほど生産的で快適な生活が送れる」という考え方にだんだん変わっていった”

ということです。


本を読んで、小さな変化を積み重ねていたのです。

そして、ふと気づけば「やる以外に選択肢はない」という気持ちになっており、大量の物を捨てることができました。


あらためて考えると「こんなにたくさんの物を捨てた」のは自分にとって信じがたい変化です。

しかし、そこに至るまでの間、本を読むたびに行動していたわけではありません。


結局は、本で何度も目にした事が自分の考えを少しずつ変えていき、それが最終的に大きな変化として表れたのです。

だから「行動しなくても」意味がある

本には著者の経験を通して得た「考え方」が詰まっています。

しかも、それは自分の普段の生活で関わることのない人たちの、新鮮な考え方です。


新しい考え方に、色々な本を通して何度も触れることで、自分の考え方に小さな変化を積み重ねていく


これが読書をする意味だと思います。

それまでの洗脳による強固な考えを、新しい考え方で地道に洗脳して塗り替えていくのです。


一冊一冊では変化は何も感じないかもしれません。しかしその一冊は、着実に小さな変化を加えて、新たな考え方へと洗脳しているでしょう。


そして、ふと気づいた時に考え方は大きく変わっており、行動へ影響を及ぼします。

だから、すぐ行動をしなくても、読書をする意味はやっぱりあると思います。


ようやく気づきました「知ること学ぶことの大切さ」

2.まとめ

ポイントをまとめました。

  • 読書は考え方を変える道具である。
  • 考え方を変えるのは「体験」と「洗脳」である。
  • 読書で繰り返し「自分を洗脳」することで、考え方が変わるので、行動しなくても意味がある。

私はこれからも読書を続けていきます。


【面白かった本】夢をかなえるゾウ1

【面白かった本】ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか

Next Post Previous Post